でもそのまえに、DrScheme にOutput Style が write に設定されているか確認してください。
list 命令を使ってリストを作れます。 命令の後に引数として複数の要素を記述すると、引数を評価した値を 要素とするリストを構成します。 リストの構成要素はどんな型のものでも(混ざっていても)かまいません。
また、リストの引数は 1 つでも構いませんし、0 でもかまいません。 要素 0 のリストを空リスト(empty list), ヌルリスト などと呼びます。 R5RS (DrSchemeも)では普通 () と表現されますし、 一部の処理系では、 nil と表現することもあります。
リストに纏わる判断式もふたつ(list?, null?)紹介しておきます。
> (list (+ 1 2) 4 5 6) (3 4 5 6) ; 引数はきちんと評価される > (list (+ 1 2) 4 'a (list 5 6)) (3 4 a (5 6)) ; 型がバラバラでも要素にリストがあってもOK > (define (color-pair textcolor bgcolor) (list textcolor bgcolor)) > (color-pair 'darkblue 'white) (darkblue white) ; symbol との関係も注意 > (list '+ 1 2) (+ 1 2) ; これはただのシンボルと数字のリスト > (list 1) (1) ; 要素 1 でもリスト > (list) () ; 要素 0 でもリスト > (list? 'a) #f ; symbol は リストではない > (list? (list)) #t ; 空リストを含めてリストはリスト > (null? (list 1 2)) #f ; このリストは空ではない > (null? (list)) #t ; このリストは空ですね
99.10.7/ Tomio KAMADA: kamada@cs.kobe-u.ac.jp