gcc の オプション達
gccのいくつかのcompile optionについて、紹介。
gccについてのより詳しい情報は、man,infoなどをみましょう。
kamada@cygwin% man gcc
kamada@cygwin% info gcc
とやってみるとわかるはず。両方、"q" と入力すると終了します。
普通に gcc を使う際は、
kamada@cygwin% gcc オプション ファイル名
たとえば
kamada@cygwin% gcc -o a.out A.c
となります。
- -Wall: gcc に Warning を一杯してもらうための option.
- -o file: 出力先をfileに指定する。指定しなかった場合、
実行fileはa.outというfileに、*.cのオブジェクトファイル、アセンブラファイルは
*.o,*.sに出力される。
- -v: コンパイルの各ステージで実行されるコマンドを表示する。
optionによって実行されるステージは変わってくるが、
cpp (プリプロセス:マクロなどの処理) -> cc1(コンパイル) -> as(アセンブル) -> ld(リンク)
と処理はながれていく。
- -c: リンクを行なわない。つまり個々のファイルをアセンブルまで行う
- -S: コンパイルが終ったところで処理を中断する。
アセンブラコードを得ることができる。拡張子は .s
- -g: デバッグ情報を出力する。
gccのだすデバッグ情報は最適化に対応しているとのこと。
- -O: 最適化をおこなう。 -O2 などもある
- -DSYMBOL あるいは、 -DSYMBOL=val
マクロ展開の回に解説します。
2001.9.25/
Tomio KAMADA: kamada@cs.kobe-u.ac.jp