まずは簡単に使ってみましょう (1/4)


まずは、処理系の立ち上げ方と終了の仕方はこちら

各種使い方についても記載されていますが、とりあえず立ち上げてみましょう。 はじめのうちは、Beginner 設定で実行しましょう。
Language->Configure->Language で Beginner になっていることを確認して下さい。

算術式の評価

まずは、定数の評価。プロンプトに対して、3 [return] と入力してみましょう。
> 3
3
次に、積演算の評価。
> (* 3 4)
12
> (* 3 4 5)
60
まず、気付いて欲しいのは Scheme を含めて Lisp の仲間は 前置記法(prefix notation)を用いています。 つまり、まず演算が来て、次に引数が来ます。 あと、この * 演算子のように 引数の数が可変なものもあります。

また、式の境界は(定数もしくは変数そのもので無い限り) "(",")"で表現されます。 定数や変数、関数名の境界については、 空白文字(改行を含む)の存在によって区切られます。 つまり、 x-3 などの変数名も存在するわけです。

ついでに述べておくと、 基本演算を呼ぶ時と関数呼出しの時とでは表記の上で差がありません。 つまり、関数 foo を呼ぶときも (foo 3 4) の様に表記します。

算術演算をいくつか組み合わせて使ってみるこんな感じです。

> (* 1 2 (+ 3 4) (* 8 7))
784

算術演算の関連情報はこちら


99.9.29/ Tomio KAMADA: kamada@cs.kobe-u.ac.jp