演習環境

演習環境

開発環境

Python のバージョンは、以下をサポートします。

  • python 3 (3.9 以降)
  • 演習室:VS Code が利用可能なので、そちらを使おうかと。
  • 自分の PC: PyCharm をお勧めします。こちらを見てください。

課題などを解くのに時間がかかりがちという人は、自宅で続きができるように、自分のPCに PyCharm を入れてしまうのが良いかと思います。

python 版プログラム

鎌田のプログラム例を配布するのに git を、いくつかライブラリを利用するのでその管理に pip を利用します。

  • git: version 管理システム
  • pip: Python Package Index に登録されたパッケージのインストール・管理システム

プログラムは、git repositoryで配布します。

PyCharm でインポート

  • PyCharm 自身のインストールはこちらを見てください。
  • Project を開いていない状態(開いている場合は “File"→"CLose Project” で閉じられます)で、“Welcome” ページが出るので、右上の"Get from VCS" で、“repository URL” に以下のURLを入力してください。directory はお好きな場所を指定してもらってOKです。
https://git.nc.ii.konan-u.ac.jp/kamada/cloudsyssamplespython.git
  • そのあと、git project を信頼するかか聞いてくるので、“trust” を選択してください。
  • python interpreter の設定がまだの場合は、こちらの interpreter設定を見てください。
  • pip: プログラムファイルによっては、import 文で失敗していると思います。
    • project 直下に requirements.txt というファイルがあり、そこに必要なライブラリとバージョンに関する情報を記載しました。このファイルを選択すると、現在インストールされていないパッケージをインストールするか聞いてきます。
    • インストールされたパッケージは、“File"→"Settings"→"Project:…“→"Python Interpreter” で確認できます。

VS Code (演習室)の利用

  • まずはセットアップしておきましょう。git を使うのでこちらを参考に git の設定をしてください。
  • “表示"→"コマンドパレット"で、コマンドを選びます。“git” という文字を入力すると、“git clone” が選択できるはず(選択できない場合は、git のセットアップが終わってないので、初期設定を確認しましょう)
  • あとは、URL の欄に以下を入力してください。
https://git.nc.ii.konan-u.ac.jp/kamada/cloudsyssamplespython.git
  • python 用の機能拡張インストールを要求されたらインストールしてあげてください。
  • pip: プログラムによっては実行段階で 「requests package がないよ」(requests はライブラリパッケージ名の例ね)なんて怒られるかと思います。ターミナルで、以下を実行すると、個人用環境にパッケージをインストールしてくれます。ちょっと時間がかかるので待ちましょう。
python -m pip install --user 「パッケージ名:先の例だと requests が該当」

あと、このプロジェクトで利用している pip package 一覧を requirements.txt の名前でおいてあるので、以下で全部のパッケージが入ってくれます。

python -m pip install --user -r requirements.txt

プログラム再開時の注意

いずれの処理系も、普通は前回開いた directory から再開することになります。 PyCharm, IntelliJ では、最近開いた Project を覚えているので、File menu → Open Recent で開けます。

なんらかの理由でプロジェクトのフォルダーを選んで再開しなくてはいけない場合は、directory を間違えないようにしてください。top directory に cloudSystemSamples もしくは cloudSystemSamplesPython などが来ているのが正しい状態です。

甲南大の演習室だと、毎回情報が失われてしまいます。普通は"J:\cygwin\git” 以下に フォルダが配置されるので、そちらを探してください。

間違えたフォルダーを開いた場合は、一度閉じてから、やり直しましょう。

更新版プログラムの取得

このあと、プログラムの修正などがあった場合は、それぞれの環境に応じて git pull をおこなってください。

基本、鎌田は公開したファイルを修正しないようにしていて競合は起きないと思うのですが、もし競合が起きてしまった場合は、競合時の対処法を確認してください。

  • PyCharm

    • 上のメニューから gitpull で、選択肢そのままに OK で問題ないかと。
    • 競合時の対処:
    1. pull の処理はキャンセル
    2. 競合対象のファイルを別ファイルにコピー
    3. 競合対象のファイルをもとに戻す:ファイルを右クリックして gitrollback で OK
    4. 再度 git pull をおこなう。
  • VS Code

    • 「ソース管理用サイドメニューを表示して、右上の「・・・」から「プル」を選択
    • 競合時の対処:
    1. pull の処理はキャンセル
    2. 競合対象のファイルを別ファイルにコピー
    3. 競合対象のファイルをもとに戻す:「ソース管理用サードメニュー」の「変更」一覧に衝突したファイルがあると思うので、そのファイルを選択し「戻すようなアイコン(変更を破棄)」を選択
    4. 再度 git pull をおこなう。

Java 版プログラム

各種ライブラリを利用したりするので、ライブラリセットアップを楽にするため、git + maven を利用しています。

  • git: version 管理システム
  • maven: ビルドツール(ライブラリなどを自動ダウンロードするのに利用)

プログラムは、git repositoryで配布します。

IntelliJ だとこんな感じ。

  • File -> New -> Project from Version Control を選び、git URI に https://git.nc.ii.konan-u.ac.jp/kamada/cloudSysSamples.git を入力してください。
    • IntelliJ が Maven project であることを認識して、Trust するか聞いてきます。というのも、Maven はプロジェクトに必要なプログラムを勝手にダウンロードしたりするので。今回は、信じて開いてください。後は、新しい window でプロジェクトを開くか、別の window を開くかとか聞いてくると思いますが、状況にあわせて判断どうぞ。
    • SDK の設定を こちらをみながらおこなってください。

IntelliJ 自身のセットアップ

IntelliJ は JET BRAIN が開発している Java 開発環境です。

IntelliJ IDEA download ページから環境に応じたものをダウンロードして実行すると、インストールがおこなわれます。Community 版で大丈夫です。

  • Mac 使いの人は、Intel 版と Apple Silicon 版があるのでご注意を。

Java 処理系は付属していないので、設定が必要です。簡単ですが。

  • JDK のセットアップは、git clone のあとで大丈夫です。プロジェクトごとに設定可能ですので。
  • 当該 Project を開いた状態で FileMenu → Project Structure → Project Settings → Project → SDK をクリック(プルダウン)して、登録済みの SDK を選ぶか、+Add SDK を選択して、Download JDK で適当な Java の version を選択するだけです。便利です。
    • 似たような設定箇所に Project Structure → Platform Settings → SDK があるのですが、こちらに SDK を追加しただけでは、上記 Project への設定がおこなわれないので、ご注意を。
    • maven をつかっている場合は、ファイル選択画面でプロジェクトを右クリックして、maven → Reload Project する必要があるかもしれません。