C/C++ 実行

VS Code, C環境の使い方

Setup

起動の前の準備については、こちらを見てください(甲南大演習室, 自宅環境)。

初回起動時や git からのプロジェクト取得時に、システムが自動で gcc/g++ などを見つけて InteliSense を構成しますかと聞いてきたら、YES を選択してください。

Start

以下が、普段つかう画面です。左側のアイコンの機能を把握しておいてください。

  • エクスプローラー
  • 検索
  • ソース管理
  • デバッグ
  • Extension

クリックすると、各機能用の画面がOn/Offされます。

vsc01.png

Workspace Folder

ワークスペースというのは、一連のプログラムをおくことのできるフォルダです。 プログラムを配置するフォルダを作成して、選択してあげましょう。

vsc00a.png

あるいは、こちら のような git repository からデータを持ってくるのでも構いません。git の使い方はこちら

初回は、対象フォルダに変なものがないか、確認画面が出ます。ネットから怪しいものを拾ってきたときはご注意を。

vsc02_0.png

ファイル作成・コピー

新規プログラム作成時は、フォルダの新しいファイルボタンを押して、hello.c とかファイル名を入力してください。

vscC03_0.png

で、こんな感じにファイルを編集できるようになります。

vscC04_0.png

注: VS Code に C 拡張機能がインストールされていない場合、上記画面のようにインストールがうなされます。インストールしてください。次のような画面がでてインストールが進むはず。

vscC04_1.png

drag & drop で配置してもらうのでも構いません。

プログラムの実行

  1. explorer 画面を開いて、C のファイルを開いてください。左側に> マークがついているのはdirectory です。クリックで directory の中のファイルも見えるようになります。
    • : ファイルを保存してない場合は、コンパイル前に保存しましょう!
  2. コンパイル&実行:実行対象プログラムを Editor 上で選択した状態で、Run->Run Without Debugging でコンパイル&実行が可能です。
    • : 初回はコンパイル&実行設定について聞かれます。後ろの workspace 初回コンパイル時 を確認してください。
    • 注2: 選択しているファイルを実行しようとします。実行対象じゃないファイル(json fileなど)を選択していると、怒られます。
    • 注3: 標準入出力は、「ターミナル」に表示されます。(ただ、デフォルト設定の変更で変わることが多いので、必要に応じて「Debug Console」などもご確認を)
    • 注4: デバッガで止まっているみたいな場合は、開始ボタン(緑の△)で実行します。

vscRun0.png

  1. デバッグ: runStart With Debugging だとデバッガ Sidebar が出てきて、そこで実行します。開始ボタン(△)で実行するかと。
    • 環境によっては ショートカット(debug: F5, 通常実行: Ctl + F5)が割り当てられています。
    • 最近はファイルタブの右側にも、実行/デバッグ用アイコンが出ています。
    • デバッガの使い方については、こちらを見てください。

workspace 初回コンパイル時

  • 初回は、設定のための選択肢が出てきます。自分の環境に応じたものを使ってください。同じ directory に実行ファイルができれば成功。.vscode という directory の中に、いくつかファイルが自動生成されたりします。
    • C 言語なら gcc を、 C++ なら g++ を選ぶことになります。先に、GDB/LLDB などの選択肢が出てきたら、そちらを選んでから、gcc/g++の選択になります。
    • : まちがったものを選択しちゃったときは、.vscode folder 内の tasks.json, launch.json を削除してみるとよいでしょう。

vscRun1.png

プログラムへの引数

launch.json をイジったり、Runnerを設定する方法もありますが、いろいろ面倒なのでターミナルから実行する方法を教えます。

「ターミナル」→「新しいターミナル」で、vscode 内にターミナルが開くので、そこでコマンドを実行するのが早いでしょう。

vsc05_1.png

ファイルアクセス

プログラムがファイルアクセスする際、プログラムが実行されている directory が重要になります。 実は、このあたりは設定次第です。launch.jsoncwd で指定されている directory で実行されます。

なので、ファイル名を指定する際は、適切な cwd を設定して、その directory からの相対パスで」に置くか、絶対パスを指定するかしてください。 cwd の設定は、甲南大演習室情報自宅環境情報Workspace 情報を見てください。

git

先に、git の準備をお願いします(甲南大演習室情報, 自宅環境情報の git 情報を確認してください)。

あとは、以下の手順です。

  1. メニューバーの「View」→ 「コマンドパレット」で git などと入力するとgit clone が出てくるので、選択してください。
  2. 利用する git repository の location 情報を入力しましょう。
    • 例えば、こちら の場合、Code ボタンを押すと clone 用の URL (こんなのhttps://github.com/tomiokamada/regio.git が出てくるので、それを copy & paste すれば OK
  3. 持ってきたものを配置する場所を選択してください。例えば、Desktop以下に git というフォルダを作成・選択したら、git の下に、持ってきたプログラム群の入ったフォルダができます。